AIに決算資料を読ませる前に知っておきたいこと

決算資料は会社の公式情報

上場企業は、決算短信や決算説明資料などを公表しています。これらは、企業の業績や今後の見通しを知るための重要な資料です。

投資ニュースやSNSの情報も参考にはなりますが、企業の業績を確認するなら、まずは会社が公表している資料を見るのが基本です。

AIに整理してもらう場合も、できるだけ会社の公式資料をもとにする方が安全です。

AIには「この資料をもとに」と指定する

AIに企業名だけを入力して「この会社の決算を教えて」と聞くと、古い情報や別の情報が混ざる可能性があります。

そのため、決算資料のPDFや本文を用意し、「この資料をもとに」と指定して聞くことが大切です。

NotebookLMのように、資料を読み込ませて質問できるAIツールを使うと、資料に基づいた整理をしやすくなります。

決算資料でまず見たい4つのポイント

1. 売上は増えているか

売上高は、企業が商品やサービスをどれだけ販売したかを示す基本的な数字です。

売上が増えていれば、事業が伸びている可能性があります。ただし、売上が増えていても、利益が増えていない場合は注意が必要です。

AIには、次のように聞くと整理しやすくなります。

この決算資料をもとに、売上高が前年同期と比べて増えているか、減っているかを整理してください。
その理由として会社が説明している内容も、初心者向けにまとめてください。

2. 利益は残っているか

売上が増えていても、費用が大きく増えていれば利益は減ることがあります。

営業利益は、本業でどれだけ利益を出しているかを見るうえで参考になる数字です。企業の事業の強さを見るときには、売上だけでなく利益も確認しましょう。

AIには、次のように聞くとよいでしょう。

この決算資料から、営業利益が増えた理由、または減った理由を整理してください。
一時的な要因と、事業の変化による要因を分けて説明してください。

3. 会社は今後をどう見ているか

決算資料では、会社が今後の業績見通しを説明していることがあります。

ただし、会社の見通しはあくまで予想です。必ずその通りになるわけではありません。それでも、会社がどのような前提で今後を見ているかは、投資判断の材料になります。

AIには、次のように依頼できます。

この資料の中から、会社が今後の業績について説明している部分を抜き出してください。
強気に見ている点と、注意している点を分けて整理してください。

4. リスクや注意点は何か

決算資料では、好調な部分だけでなく、リスクや課題も確認したいところです。

原材料費の上昇、人件費の増加、為替の影響、競争激化、海外事業の不振など、企業によって注意点は異なります。

AIには、次のように聞くと、リスクを整理しやすくなります。

この決算資料をもとに、投資初心者が注意すべきリスクを整理してください。
売上、利益、費用、為替、競合、今後の見通しに分けて説明してください。