つみたてNISAの主なメリット
つみたてNISAのメリットは、少額から長期・分散投資を続けながら、運用益にかかる税金を抑えられることにあります。
少額からコツコツと長期・分散投資を始められる
つみたてNISAでは、毎月1,000円や5,000円といった少額から積み立てることができます。毎月同じ金額を機械的に積み立てることで、価格が高いときには少なく、安いときには多く買う「ドルコスト平均法」が自然と働き、一度に大きな金額をまとめて投資するよりも価格変動の影響をならしやすくなります。
さらに、多くの投資信託は複数の銘柄や資産に分散投資を行っているため、1社の株価だけに資産が左右される状態を避けやすい点も、長期で続けやすいポイントです。
運用益にかかる税金が非課税になる
通常の課税口座で投資信託や株式を運用すると、利益や分配金・配当金には約20%の税金がかかります。つみたて投資枠の範囲内であれば、これらの税金がかからず、受け取った利益をそのまま再投資に回すことができます。
長期間積み立てるほど、税金が差し引かれない影響は大きくなります。特に老後資金づくりなど、数十年単位での資産形成を考える場合、非課税で運用できることは大きなメリットと言えます。
対象商品が絞られていて選びやすい
つみたて投資枠の対象商品は、金融庁の条件を満たした投資信託などに限定されています。販売手数料(購入時手数料)がかからない、信託報酬が一定水準以下であるなど、長期積立に向いた商品が中心です。
そのため、「どの商品を選んだらいいか分からない」「手数料が高い商品を選んでしまうのでは」といった不安を、ある程度抑えることができます。ただし、同じ対象商品の中でもリスクや値動きの大きさは異なるため、商品説明や目論見書を確認して選ぶことは大切です。




