40〜50代はどう向き合うべきか
「最近の若者は…」と嘆いても、状況は変わりません。Z世代と働いていくために、40〜50代ができることを考えてみましょう。
「俺たちの時代は違った」は禁句
「俺が新人の頃は、上司より早く来て遅く帰るのが当たり前だった」——この手の話は、Z世代には響きません。むしろ「時代遅れの人」という印象を与え、距離を置かれるだけです。
時代が変わったことを認め、自分の価値観を押し付けないことが、まず第一歩です。
「なぜ」を説明する
Z世代は「意味のないこと」を嫌います。「とにかくやれ」では動きません。なぜこの仕事が必要なのか、どういう意味があるのかを説明する必要があります。
面倒に感じるかもしれませんが、「納得感」がなければ彼らは本気で取り組みません。
成長を「見える化」する
Z世代は「成長実感」を求めています。「3年後には一人前になれる」という曖昧な約束ではなく、「この業務ができるようになった」「このスキルが身についた」という具体的な成長を示すことが重要です。
小さな成功体験を積ませ、フィードバックをこまめに行う。それがZ世代のモチベーション維持につながります。
まとめ
入社1日目で退職、入社1ヶ月で転職を意識、3年以内に3人に1人が離職——Z世代の早期退職は、もはや「一部の特殊な例」ではなくなっています。
彼らを「根性がない」「甘えている」と批判するのは簡単です。しかし、終身雇用が崩壊し、転職が当たり前になった時代に育った彼らにとって、「我慢して働き続ける」という選択肢は、そもそも存在しないのかもしれません。
40〜50代の価値観と、Z世代の価値観は、根本的に異なります。どちらが正しいという問題ではありません。ただ、「時代が変わった」という現実を受け入れなければ、世代間の溝は深まるばかりです。
Z世代を変えることはできません。変われるのは、自分自身の考え方だけです。彼らと共存していくために、まずは「違い」を認めることから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」
・ITmedia「退職代行、仕事始めの1月6日に過去最多256件」
・日経新聞「入社当日に退職代行、新卒5人が利用」
・HRプロ「入社1ヶ月で転職を意識する新入社員」
・月刊総務「Z世代マネジメント調査」
・OpenWork「退職理由調査」
・スタッフサービス「新入社員意識調査」
